以下のようなお客様にオススメしております。
・高額部品、シールドケースの装着前に装着状態をチェックしたい
・特定箇所の装着状態をチェックしたい
本稿では、上記のようなご要望にお応えするMPI(Mark and Parts Inspection)機能をご紹介します。
MPI(Mark and Parts Inspection)機能とは?
生産中に実装機のマーク読み取りカメラを使用し、基板上に装着された部品の欠品、位置ずれをチェックすることができる機能です。
MPI機能の特長
1. 部品装着後にその場ですぐにチェック
2. 部品装着前に先ずチェック、ムダな装着をスキップ
3. 検査用データの作成・管理が容易
1. 部品装着後にその場ですぐにチェック
装着精度ずれが発生しやすい特定の部品や特定の場所をチェックすることで、不良基板の流出を防げます。
チェック後の画像と結果は全て保存されるため、トレーサビリティを強化できます。
また、欠品チェックで認識精度が低い部品がある場合でも、学習データを増やすことで認識精度を向上させることができます。
2. 部品装着前に先ずチェック、ムダな装着をスキップ
シールドケースを装着するエリアにある部品の装着状態をチェックし、問題がないことを確認したうえで、シールドケースを装着することができます。また、高価な部品を装着する前に基板内の部品をチェックし、装着不良がないことを確認した上で、高価な部品を装着することができます。これにより、無駄な装着を最小限に抑えることができます。
3. 検査用データの作成・管理が容易
装着用データから検査用データを簡単に作成できます。
また、一つの生産プログラムで装着用データと検査用データを管理しているため、装着位置の変更があったとしても、両データを一括で変更できます。
動画:シールドケース装着前にチェック
基本仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
対応機種 | NXTR Sモデル、NXTR Aモデル |
検査エリア | □9.4mm/1エリア |
検査時間 | 240msec./1エリア(約1~24部品) |
対象部品サイズ | 0201部品~□9.4mm |
検査内容 | 欠品、位置ずれ |
検査結果保存期間 | 30日間 |
検査結果保存容量 | 200GB |
詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。