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トレイ部品の供給をボトルネックにしないために ― 大容量トレイ供給ユニットのご提案 ―

はじめに

スマートフォン、車載ECU、産業機器などの高度化が進むにつれ、搭載される部品はより大きく高機能なデバイスが増えています。
特に、大型CPU、パワーデバイス、高発熱・高電力IC、多ピン・高機能IC。こうしたトレイ供給部品は、装置の性能向上とともにサイズが大きくなる傾向にあります。

大型トレイ部品が増える背景と、現場が抱える本質的課題

電子機器のスマート化が進む現在、使用される電子部品は、「小型化する部品」と「大型化する部品」が同時に増える“二極化”が起きています。なかでも「大型化する部品」は、その形状やサイズの特性からトレイ供給が中心となるため、使用されるトレイの量が増え、トレイ供給ユニットの稼働率も高くなります。

大型部品の供給における課題
・一枚のトレイに載る部品数が少ない
・消費が早いため、補給回数が多くなる
・補給のたびに装置を止める必要がある

頻繁な部品補給

特に大型部品は単価が高く、それらを用いた基板は一枚あたりの付加価値も大きくなります。このようなラインが停止すると、高価な部品や仕掛品がライン上に滞留するとともに、生産機会の損失額も大きく、その影響は無視できません。だからこそ、生産性を向上するためには、ラインを止めない安定した供給の仕組みが不可欠です。

停止しない供給を実現するトレイユニット-RW

大型トレイ部品の課題に対して、トレイユニット-RWは次の3つの機能によって安定稼働をご支援します。

① 大容量搭載(最大69パレット・138トレイ)
② 生産中に補給できる“無停止補給”
③ ユニット内で“自動段取り替え”

以下で順番にご紹介します。

特長① 大容量 — 大型トレイ部品をまとめて載せられる

大型部品はトレイ一枚あたりの供給数が少ないため、供給ユニットは大容量であることが安定生産の大前提です。トレイユニット-RWは、「最大69パレット・138トレイ搭載」という圧倒的な容量を持つため、1シフト分、1日分、多品種混在の大型部品をまとめて搭載できます。

その結果、
・補給回数が激減
・装置を止めるタイミングがなくなる
・オペレーターの負担が大幅削減


大型部品の“載せ切り運用”が可能です。

特長② 無停止補給 — 生産を止めずに補給できる

内部にある補給マガジンから生産用マガジンへの補給動作中でも生産を継続します。また、オペレーターが部品を補給する際も生産を継続しながら作業ができます。

これにより、
・自由なタイミングで補給できる
・補給のために生産を停止する必要がない


オペレーターは補給のために装置の前に待機しておく必要がなくなり、補給のプレッシャーから解放されます。
「装置に合わせて補給する」から「人に合わせて補給できる」運用に変わります。

特長③ 自動段取り替え — 人手ゼロで次の生産に切替

トレイユニット-RWは、ユニット内での自動段取り替えに対応しています。
次の生産で使用する部品を事前に補給セットしておけば、オペレーターが触ることなく自動で段取り替えを実行します。
多品種生産や大型部品では段取り替えが大きな負担になりますが、トレイユニット-RWであれば、オペレーターの負荷を軽減できるだけでなく、生産ラインの停止時間も最小限に抑えることができます。

入れ替えシャトルでトレイを自動入れ替え

導入事例

事例①: 1シフト分の部品を“まとめて搭載”

Before: 段取り替えが1シフトで3回
After: 段取り替え0回(停止ゼロ)

→ 作業の自由度が上がり、生産が滑らかに

事例②: 1日156種類の大型部品を扱う現場

導入前: 載せ切れず段取り作業に 57.2分/日
導入後: 段取り作業 0分/日

→ 稼働率の最大化+作業負担ゼロを達成



トレイ供給部品の比率が高い現場ほど、トレイユニット-RWの効果をより実感していただけます。


動画:大容量で部品補給のストレスから解放 トレイユニット-RW

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まとめ

大型部品は“製品の要”であると同時に、生産においては“止まりやすいリスク因子”となります。トレイユニット-RWは、そのボトルネックを大容量・無停止補給・自動段取りで解消します。

大型トレイ部品が増えており、人材不足が深刻化する今こそ、トレイユニット-RWを貴社の生産に取り入れてみませんか。生産ラインの安定稼働にお役に立てるはずです。
下記の資料に製品の特長や基本仕様などをわかりやすくまとめておりますので、ぜひご確認ください。

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