実装機の生産プログラムの新規作成において、作業工数の8割以上※1を占めるのが画像処理データの作成です。特にリードやバンプが複数あるパッケージ部品のデータ作成は、非常に難易度が高く、時間のかかる作業です。画像処理データが適切に設定されていないと、位置ずれ不良や部品認識エラーによる装置停止といったロスを引き起こすため、品質を確保するうえで非常に重要な作業です。
しかし、市場ニーズの多様化による生産品種の増加に伴い新規プログラムの作成量は増加傾向にあります。また、生産立ち上げまでのリードタイムを短縮するためにプログラム作成工数の削減が求められており、作業負荷は重くなる一方です。
こうした画像処理データの作成に関わる課題を解決するアプリケーションソフトウェアAuto Shape Generatorをご紹介します。
※1 当社調べ
Auto Shape Generatorの特長
1. 誰でも短時間で正確な画像処理データを作成可能
2. 専用カメラスタンドによるオフラインデータ作成
3. 生産中の画像処理エラー発生時も即時対応
1. 誰でも短時間で正確な画像処理データを作成可能
実装機で撮像した部品画像を使い、ウィザード形式の選択式メニューで簡単にデータを作成できます。AIがボディ形状だけでなく、パッケージ部品のバンプやリードを識別するため、正確な形状データを作成できます。特に不規則に並んだバンプデータの作成では大きな効果を得られます。
自動生成できない部品は、イメージの特徴に合った形状データを使いデータを編集できます。自動形状認識 + 形状データにより、市場に流通している部品の90%以上※2の画像処理データを短時間で作成できます。
※2 当社調べ
形状データを使いイメージから簡単に選択可能
2. 専用カメラスタンドによるオフラインデータ作成
専用のカメラスタンドを使えば、生産を止めずにオフラインでデータを作成できます。部品の画像を撮像するカメラスタンドは、実装機と同じカメラ、アルゴリズムを搭載しており、認識テストを行えるため、量産開始時の画像処理エラーによる装置停止を回避できます。
※ 別途VPDplusライセンスが必要です。
3. 生産中の画像処理エラー発生時も即時対応
生産開始後、ロット間の部品個体差等により画像処理エラーが発生することがあります。このような場合でも、実装機で撮像した部品画像を基に画像処理データを短時間で修正し、生産を再開できます。
AIMEX III/ IIIc(NXT III/ IIIcはラインPCでデータ編集可能)
人材の確保が難しい中、多能工化の推進と生産立ち上げまでのリードタイム短縮の両方に貢献するAuto Shape Generator。FUJIのショールームでは実機によるデモンストレーションをご覧いただけます。
製品の詳細、ショールームの見学につきましては、お気軽にお問い合わせください。