ライン停止約90%削減を実現。
生産を止めないノズル交換 開発ストーリー
自動化が進んだ実装ラインでも、ノズル交換だけは装置を停止して行っている工場が少なくありません。
交換作業そのものは数分でも、毎日の生産で積み重なると大きな生産ロスになります。
FUJIは、この「止めるのが当たり前」だったノズル交換を見直し、生産を止めずに交換できる「ノズルサプライユニット」を開発しました。
その革新性が評価され、NPI Awards 2026 を受賞しました。
このようなお悩みはありませんか?
ノズル交換のたびに
ラインを停止している
自動化ラインでも、
この作業だけ
人に頼っている
ノズル品質を維持したいが
交換タイミングの
判断が難しい
生産性と品質を
両立したい
こうした課題をどのように解決したのか、開発担当者に話を聞きました。
「ライン停止をなくしたい」―― 開発のきっかけ
―― この製品を開発したきっかけを教えてください。
従来は、オペレーターが装置を停止してノズル交換を行う必要がありました。交換時間は短くても、生産を繰り返すほど停止時間は積み重なり、生産稼働率を低下させる要因になります。特に高い稼働率が求められるお客様ほど、この停止ロスを課題として捉えられていました。
そこで、「生産を止めずにノズル交換できる仕組み」を実現したいという思いから開発が始まりました。
ノズルサプライユニットはどのような製品ですか?
―― 製品の特長について教えてください。
NXTR Aモデルにおいて、ノズルの供給と回収を自動で行います。
メンテナンスが必要なノズルや異常のあるノズルを、生産を止めずに交換できる点が大きな特長です。
また、生産計画に合わせて必要なノズルを自動交換することもできるため、多品種生産にも柔軟に対応できます。
現場で実感された大きな改善効果
―― 実際の導入効果について教えてください。
最も多くいただくのは、「ラインを止める回数が大幅に減った」という評価です。
実際に導入いただいたお客様では、ライン停止時間を月528分から約49分まで削減し、約90%の改善効果が得られました。
さらに、ノズルを1本単位で交換できるため、品質維持の面でも高く評価いただいています。
目指すのは、完全自動化
―― 今後の展望を教えてください。
まだ改善できる余地はあると考えています。
私たちが目指しているのは、ノズル管理を人が意識することなく、生産が止まらずに動き続ける工場です。
完全自動化の実現に向けて、これからも開発を続けていきます。